皆さんこんにちは。
皆さんはコロナ禍で大学がオンライン講義が続いていることについてどう感じますか?
小~高校が通常の授業をしているのに、大学生だけオンライン講義は可哀想。ですか?
若者が飲み歩いて感染を広げているのだから当然。ですか?
果たして本当に大学生が感染を広げている諸悪の根源なのか。
今回は先日放送されていた『報道特集』を見て感じたことを
書いていきたいと思います。いつも少~しより長いです。
【目次】
ざっくり番組で流れていた内容を伝えると、
『コロナ禍で対面授業が出来ないまま1年以上が経過。オンラインでの講義に加え、
数多くの課題に追われる日々。でも先生や友人に会えない為、心を病む学生も出てきている。』
と言ったものでした。
これに関して番組のスタンスは大学生だけ日常に戻れない現状への疑問。
孤独により心身の不調になる学生へのケアの必要性を訴えていました。
もちろん、私も概ね賛成です。
ただ、大学が批判されることを分かっていながらも、なぜ対面型式だけに
ならないのか?それには大学の特性が関わってきます。
①大学の特性について
そもそも大学は文部科学省以上にコロナ禍での大学行事について頭を悩ませています。
可能なら対面式で講義をしてあげたいと思っている大学が大半でしょう。
しかし、8割方の大学がオンライン講義との併用対応で進んでいます。
何故か?周辺住民や通学中の一般の方々からの目と親御さんからの要望があるからです。
②でも触れますが、大学生=夜に遊びまわっているというイメージで見られている
部分があり、対面式での講義についてクレームとまではいきませんが
『オンライン講義で良い』という声も聞こえてきます。
また、全体の半数程度の親御さんからも同じような声が聞こえてくるのです。
やはり、自分の大切なお子さんを都心に行かせたくないという親心なのでしょう。
オンライン講義で完結するならそれで良いじゃないかと。
皆さんのイメージがどうか分かりませんが、大学は皆さんが思っている以上に
近隣の声や親御さんの声や世相を気にしています。
対面式とオンライン式の両方の意見が50/50程度の現状では、両方を取り入れて
併用するしかないでしょうね。
また、大学で感染者が出た場合、報道される可能性が高いのも腰が引ける理由です。
②そもそも”若者”とは?
そもそも報道に出ている”若者”とはその層を指しているのでしょうか。
各メディアの出す情報だと『若者がクラブで踊っている』だとか『飲み歩いている』
だとか言われていますが、その人たちが大学生なのかどうかは伝わってきません。
しかし、受け手は『若者が出歩いているのか、けしからん。大学生は自粛せよ』って
考えになっているのではないでしょうか?
ただ、20代=全て大学生ではないと思うので、一括りにはしないであげて欲しいです。
保健所からの聞き取りの時点で、学生なのか若い社会人なのかは、はっきりします。
職種別集計データも出されているはずなので、もう少し詳しく報道してよと感じます。
また、これは個人的な意見ですが、『夜の街関連』という言葉は消えたでしょうか?
夏頃に『夜の街関連』という項目がありませんでした?
それは今は集計されていないのでしょうか。
今回、緊急事態宣言の再発令までしてしまっているので、要因の特定への手がかりに
なりえると思うのですが…
③大学生も自覚が足りない
さて、②で大学生を少し擁護しましたが、それは70%くらい(体感)の
普通に自粛生活をしている真面目な大学生の為です。
基本は”大学生”の自業自得かと思っています。
残りの30%はどうなのか?その人たちの頭の中を想像すると、
自分達が飲み屋に行ったところで大丈夫、感染しても軽症と考えている人か、
自分達がウィルスの運び屋になる可能性を考えられない人か、
そもそも何も考えていない、のいずれかでしょう。
そもそも、ニュースを見ないし、ニュースアプリを入れているかどうかも不透明。
そんな人たちに向けてメッセージを発信しても、何も見ていないから効果は薄いです。
SNSを見ていると『飲み会』とか『打ち上げ』とかの投稿が散見されます。
このような人達が感染を広げて世間から白い目で見られて、結果的に自分たちの
首を絞めていくことに周囲の友人たちが気付いて止めてあげてほしいと切望します。
何度も言われているメッセージですが、
あなたが軽はずみに参加した飲み会で感染したら、誰かの大切な人を殺すのです。
自分には関係無いと言い切りますか?
自分の大切な人をコロナで失ってから後悔しても遅いのです。
お願いだから、自粛疲れとか言って飲みに行かないで。
もし行くなら一人で静かに飲み食いして。
その行動が誰かの命を救うから。
早くコロナ禍が収まって、こんなこと言わなくていい世界になりますように。
では失礼します。