ねっくの徒然雑記

米国高配当株・米国ETF・つみたてNISA(S&P500等)・配当金を中心に ”金の卵”を生産中です。『今日が人生で一番若い日』 30歳からでも資産運用は遅くない! ありのままに自分の経験を記載します。育児の体験談や日々浮かぶ考えなども書きますので、誰かにとっての良いきっかけ・材料になりますように。

【マンガで学んだこと】法とは願いである

皆さんこんにちは。

 

 

早速ですが、タイトルの言葉はどのマンガから引用したものか分かりますか?

 

 

 

実は大人気マンガ『キングダム』のセリフです。

今回は私がマンガから吸収して解釈したものを書いていきたいと思います。

 

今日の流れは以下のとおりです。

 

①そもそもキングダムとは

ご存知ない方も、タイトルは知っているが中身は知らないという方もおられるでしょうから、

簡単にご説明します。

 

キングダムとは、週刊ヤングジャンプで掲載されている、中国の秦の始皇帝が天下統一するまでの

歴史スペクタクルです。(主人公は始皇帝ではありませんがね)

今でも残っている万里の長城は(色々経緯を経ますが)ざっくり言うと始皇帝が作ったものなのですよ。

 

大迫力の合戦描写、人間の心情、人間の光と闇、リーダーシップ論、魅力的なキャラクター達…

言い出したらキリがありませんが、どの人にも何らかの学びを与えてくれる

とても優秀なマンガです。

 

②タイトルの意味

さて、タイトルの言葉は李斯(りし)というキャラクターのセリフなのですが、

正確には以下が全文です。

法とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!

キングダム46巻P36 

 

これを読んだとき、衝撃が走りました。

私にとって法律とは、個人を縛るもの・団体を統制するもの・社会のルール、という

認識でしかありませんでした。

 

現にこのセリフの前に別のキャラクターが『法とは何だ?』と問われた時、

『法とは 刑罰をもって人を律し 治めるものだ』と答えています。

私も完全に同感でした。

 

しかし、李斯は

『刑罰とは手段であって法の正体ではない!』

と言い放ちます。

 

続けて

『”法”とは願い! 国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!』

と言ったのです。

 

李斯は武将ではないため、戦う場面はありませんが、このシーンはめちゃくちゃ痺れました。

法家(法律の専門家)の最も輝きを放ったシーンと言えるでしょう。

 

③自分なりの理解

この考え方は私の法律への概念が180°変わりました。

この国の法律は、我々国民に『こう在って欲しい』という想いで作られたものなのだと。

 

今まで法律なんて関心はありませんでしたが、前向きに理解していきたいという意欲が涌いている反面、

最近作られていっている法律は後追いで作られているのだと認識してしまうようになりました。

 

どういうことかと言うと

法律は本来、国家が国民に対して在り方を示す指標だとすれば、

しかし、近年は国民から国に対して『こういう法律を作ってほしい』という世論が高まると、

法改正や新法で対応するといったイメージが強く残っています。

 

つまり、順序が真逆になっている気がするのです。

だから国から示す指標が曖昧になり、判断が玉虫色になったりしてしまうのではないかと思っています。

 

国会議員こそ、キングダムのこのシーンを理解してもらい、

自分達が国の行く末を見据え、国民に願いを込めて真剣に現実に即した”法”を

作ってほしいと心から願っています。

 

では今回はこの辺で失礼します。