育児にとっての強い味方、Eテレ。
自分が小さい頃は『天才てれびくん』とか見てた記憶がありますが、大人になってからは全く見ていませんでした。
最近、娘と一緒にEテレをよく見るのですが、「うん、いいじゃない」って曲にとても
深みを感じたので、今日のテーマとして書いております。
【歌詞(一部抜粋)】
あさおきられない めざましどけい
むしがにがてな むしかご
よるねむれない まくらとふとん
こわがりな おばけ
あめがにがてな レインコート
この歌詞で何かを感じた方はいますでしょうか。
私は『あさおきられない めざましどけい』でも『いいんじゃない』って流れに
非常に深みと優しさを感じました。
目覚まし時計って指定の時間に人を起こしてナンボです。
それが役割です。でも、起きられなくても良いじゃないか。って包み込んでくれる。
虫が苦手な虫かごも同じです。
虫を入れるためのかごなのに、虫が苦手でも良いよ。って慰めてくれる。
他の歌詞も同様です。自分の不向きに対して悩んでいる様子が絵で描かれていました。
でも『いいんじゃない』って言ってくれる優しい世界。
描かれているのは人ではないし、幼児向けの歌だから大人の視点を入れるのは
野暮かもしれません。
ただ、この歌詞には”個性・特性”に対する寛容さを感じます。
朝起きられない目覚まし時計でも昼や夜なら大いに活躍できるかもしれない。
仕事的に考えるなら、朝の目覚まし業務のカバーは、他の目覚まし時計にしてもらったら、きっと上手に回るのでしょう。
欠点を見るのではなく、特性を把握し長所を活かせる場所で輝かせることが
出来るなら、きっと円滑に回っていくはず。
『仕事でそんなのは甘えだ』『皆が好きなことをしたら回らない』
果たしてそうでしょうか。きっと、良い塩梅にバランスが取れるはず。
最後になりますが、
近年の世の中は、自分への余裕の無さから他者への寛容さが無いと思っています。
せめて家くらいは、娘によってセーフティーゾーンであり続けようと改めて決意した
ねっくでした。