子ども向け番組といえば、何を想像されますか?
しまじろう?
プリキュアシリーズ?
皆さん想像するものが変わるでしょうが、共通して言えることは
大人が忘れていることを思い出させてくれる
という点です。
私たち大人が忘れているものは意外とたくさんあります。
少しの間、ねっくと共に童心に帰りましょう。
※文中で具体的な作品やキャラ名は出しませんので、各々のイメージを当てはめてください。
1:大人が忘れていること
私たち大人が忘れていることは一体何でしょうか。
人によって様々でしょうが、私は以下の3点が真っ先に浮かびました。
①挨拶の大切さ
これは大人でも子どもでも変わらずに大切なのですが、挨拶が出来ていない人が意外と多いのです。
特に思春期以降は照れ臭いのか、きちんと「おはようございます」「ありがとうございます」などを言えない人が増えます。
(しかし、心を開いている人やクラブなどでは、きちんと言えるから一概に言えないのかもしれませんが…)
大きな声で言いなさい、などとは言いません。せめて相手に聞こえる大きさで伝えましょう。アニメキャラたちもしっかり相手を見て挨拶していますし、初対面の人に対しても臆せずに自分から挨拶をしています。
自分から挨拶することで、その場を支配する高等テクニックをブチかましているのです。
社会人になってからでも、挨拶できる人は年長者に気に入られます(マジで)。
②素直さ
これも忘れているわけじゃないけど、照れや見栄やプライドが邪魔しているのですよね…。
どのアニメキャラたちも、しっかり自分の何が悪かったのかを理解した上で謝っている。
これは大人は流し見してしまうかもしれませんが、当事者目線だと謝罪シーンは過剰な演出なのではなく、めちゃくちゃ勇気が必要な場面だと思えるはずです。
自分が悪いなら素直に「ごめんなさい」と言うだけで、状況は次のステージに進むのです。これができたらなぁ…。
③自分もヒーロー・ヒロインになれるという気持ち
子ども向けアニメの世界には大人の汚い部分が書かれていないのかもしれません。
しかし、彼らなりの悩みや(世界危機レベルの)トラブルが毎週起きています。
そんな中でも、未来や世界のために戦っている。
そういうストーリーじゃないか、という野暮な話ではありません。
彼らなりに悩んで、怖がりながらも勇気を出して導き出した結論というのが本質のはずです。
現実に置き換えてみましょう。
特殊な力は無い我々ですが、いつどこでトラブルに巻き込まれるか分からないですね。
学校・職場・お店などで、誰かが助けを求めている場面に出くわすかもしれない。
そんな時、見て見ぬふりをして、エキストラのようにスルーするのか、
勇気を出して一声かけた結果、その人にとってのヒーロー・ヒロインになるのか。
これは自分で自分を主人公にすることが出来る数少ない勇気だと思っています。
2:アニメのおバカキャラから学ぶこと
ここまで書いて、子ども向け番組は侮れないことは理解していただけたかと思います。
しかし主人公だけじゃなくて、おバカキャラもアニメに欠かせませんよね。
しかし、実在すると悩ましい存在でもあります。少なからずイライラしてしまう人も居てるのでは?
①おバカキャラがアニメ世界で生き残っている理由
現実世界におバカキャラの人って周囲からどう見られていますかね。
浮いていますか?愛されていますか?
嫌われるおバカよりは、愛されるおバカの方が人生楽しいと思います。
そんな時は愛されるためにもアニメのおバカキャラを真剣に見てみましょう。
きっと、一生懸命であったり、必死だったり、前向きな気持ちが多く描かれていることでしょう。その反面、何かが抜けている。
人間、必死に頑張っている姿勢を見せられると真っ向から非難できる人は少ないですからね。
もし、自分がおバカキャラだったり、そっち寄りだった場合は前向きな姿勢だけは残しておきましょう。
3:まとめ
大人が子ども向けのアニメを作る際、『こうなって欲しい』という願いを込めているはずです。
逆を言えば、大人になった時に、そうなっていないからこそ子どもたちに願いを込めるのです。大人になるまでそれが続くのなら、大人を見て勝手に真似してくれるでしょうから。
酸いも甘いも知ってしまった大人だからこそ、子ども向けアニメがキラキラしてみえるのですよね。
子ども騙しだとか、しょーもないとかで切り捨てずに得られるものは吸収して、失ってしまった童心を良い意味で思い出したい。そして『大人って楽しいぞ!』『君たちの未来は明るい!』って言ってあげられる人になっていきたいです。