皆さんこんにちは。
今回は”高等教育”について考えていきたいと思います。
【目次】
①高等教育とはどの年代への教育なのか
この言葉が特に出てきていたのは約1年前から始まった『高等教育の就学支援新制度』だと思っています。
(元々は高等教育無償化と呼ばれていたのですが、全員無償になる訳じゃないってことで名称変更)
さて本題ですが、高等教育と聞いて皆さん高校生を想像しませんでしたか?
私は初めて言葉だけ聞いたときは高校入学時の話かと思っていました。
しかし、実は日本の”高等教育”とは以下の表のとおりでした
各教育機関 | |
---|---|
初等教育 | ~小学校 |
中等教育 | 中学高校 |
高等教育 | 大学・専門学校等 |
つまり、タイトルの高等教育は大学や専門学校を指しています。勉強になりました。
②いわゆる高等教育無償化とは
この制度が簡単に言うと、住民税非課税世帯とそれに近い年収の世帯が対象となる
大学の入学金や授業料を減免しますという制度です。
また、文部科学省の資料がアップされていたので、掲載します。
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000484821.pdf
しかし、今日メインで言いたいのはこの制度についてではありません。
あくまでネタのきっかけではありましたが、主は③です。
③入試を突破したはずの大学生の学力
先日、大学入学共通テスト(旧:センター試験)が実施されました。
そして、まだ入試シーズン真っ只中です。受験生の方は本当にお疲れ様です。
しかし、その学力を維持したまま大学を卒業できる人は少ないでしょう。
つまり学力だけで言うなら、入試がピークでそこからガクッと下がる人が多いのです。
個人的には大学生を非難するつもりはありません。
学生達は大学から提示されたカリキュラムに含まれている講義を選んで単位を取っているだけです。
私が苦言を呈したいのは、大学の講義レベルです。(国公立や難関私立は除く)
なぜ大学生になってアルファべットから教える必要があるのか。
(これは英語を入試に必須にしていないくせに卒業に必須の単位に英語を入れているからですが…)
なぜ小数の計算や分数の計算を出来ない大学生が卒業できるのか。
なぜ卒業論文すら書かずに卒業できる仕組みなのか。
これはシンプルに、それが大学のカリキュラムだからです。
卒業に必要な単位さえ取れたら卒業できるため、極論、その学部の核になるような科目を
ほぼ回避して卒業することさえ可能な大学もあります。
上述のような学力の学生をそのまま卒業させて本当に良いのでしょうか。
私自身、上位の大学ではありませんでしたし、大学で賢くなった気はしません。笑
今の大学が企業に求められていることは最高学府としての教育ではなく、
社会人として即戦力になるような実践的知識のため、難しいのですかね。
大学=就職予備校ではなく、本来の大学に戻る日は遠そうです。
では失礼します。